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子どもも大人も成長できる放課後

2024.04.30

えひめ放課後協力機構 理事
堀田 真奈/NPO法人ワークライフ・コラボ代表理事


 私が小学生の頃、放課後には児童クラブを利用しつつも、今日は誰と遊ぼうか。何して遊ぶか。イジワルされたり・したり、好きな人の話をしたり… と、五感をフル稼働させながら遊び、コミュニケーション力を研ぎ澄ます環境がありました。

 今、子どもたちの放課後の過ごし方はずいぶん変わりました。私自身、2人の子どもの預け先や放課後の過ごし方について、これでいいのかと悩みました。

 「ただ預けるだけでなく、大人も子どもも心動く体験ができないか。」

 子どもたちの放課後を育む環境が意図して必要だと感じました。

 「住んでいる『まち』の親を応援し、子どもの生きる力を育む場所をつくりたい!」そんな思いから、ワークライフ・コラボは2017年に『まちのがっこう®』を開設し、2019年には松山大学構内にて、長期休暇中の子どもたちの居場所「休日子どもカレッジ」をスタートしました。

 場所は子どもや保護者のニーズに合わせ、多様性をもって整備される必要があります。

 そしてそこには、人の成長に寄り添える大人も必要です。

 さまざまな子どもの居場所を担う地域の人たちとつながり合いながら、ASPAを通じて、子どもも大人も成長できる放課後をつくっていきたいと考えています。